ボストン響のオープンリハーサルでチャイ5を聞いた

昨日は夜にボストン響のオープンリハーサルを聞いてきました。こっちはチケットが本当に安い。送料含め20ドルちょっとでした。ただ早稲田の国際教養からBUにきている学生は学校の援助?でフリーだったようでうらやましい限りです。
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建ってから130年ほど経つというボストンシンフォニーホール。
プログラムはMarcelo Lehninger指揮でサミュエル・バーバーの序曲「悪口学校」、ベートーベンのバイオリン協奏曲、チャイコフスキーの交響曲5番でした。
演奏はリハながら感動的。とにかくチャイ5がすごかった!!まさにアメリカのオケという感じのブラッシーに響かせるブラス、芳醇な低弦のサウンドと何もかも初体験でした。ホールの響きも潤沢で、各セクションの音が浮き上がるように立体的に聞こえてきたのが印象的。みずみずしい2楽章のホルンソロ、ここぞというときのチューバとボーンセクションの分厚いハーモニーもしびれました。とにかくメリハリのある音楽づくりでとても良かった。こんなのが日常的に聞けるなんて本当にすごすぎる。リハながらスタンディングオベーションもちらほら。
やっぱりチャイ5は構成が本当にわかりやすいです。またメロディーも申し分ない美しさ。聞いていて本当に楽しめる曲だと思います。また演奏したいなぁ。
序曲「悪口学校」は初めて聞きました。弦楽のためのアダージョで有名なバーバーの初めてのオーケストラ作品とのことです。絢爛なオーケストレーションと美しい旋律で非常に楽しい作品でした。バイオリンコンチェルトは・・ソリストの方もすばらしかったのですが・・授業の疲れがそのタイミングに来てしまい・・もったいないことをしてしまった。すばらしいテクニックだたのですが、ちょっと印象の薄い音色だったような気がします。良かったのですが。
やっぱりオケは楽しいです。たくさんの老夫婦が聞きにきていて、みなさん本当に幸せそうだった。こんなすばらしい芸術が気軽に楽しめるボストンはなんて幸せな環境なんだと思います。ウィーンに行った友達が言うにはヨーロッパはもっとすごいらしいですが。ぜひまた聞きにきます。
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リハーサルなので団員のみさんは私服です。このフランクな空気がまたいい。
<イタリアンな夕食>
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今日のカフェテリアはテーブルクロスがあったりいつもと雰囲気が違う。実はイタリアンレストランからシェフがきてそこと同じメニューとのこと。なんて太っ腹な。
ただパスタは超おいしかったけど、何もかも超混んでいました。

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