友達に誘われJFK博物館にいってきました。大統領をヒーロー化する文化というのはアメリカ独特だ。日本の総理大臣に対する意識とはぜんぜん違う。カリフォルニアのディズニーランドリゾートには歴代の大統領がオーディオアニマトロニクスでしゃべる、というアトラクションがあるらしい。日本の総理大臣で作ったらと考えると・・シュールだ、というか多すぎて無理か。そして誰も行かないだろう。ただ日本には天皇への信仰心がありますね。昭和天皇記念館などもあるし。
レッドラインJFK駅から無料バスにのって10分ほど。マサチューセッツ大学の中にあります。歴代大統領の中でもダントツ人気なのがJFKです。まさにカリスマという感じ。入館料は学生割引で10ドルとちょっと高めです。
最初にJFKの生音声を使った紹介ビデオをみる。第二次大戦で日本が降伏した瞬間のニューヨークの様子をみると、当時の国力の違いを改めて感じてしまう。
ニクソンとの選挙戦当時の生活用品。こういう展示はすごく楽しい。
宇宙開発競争当時の宇宙服のレプリカ。薄い。アルミホイルみたい。
執務室を再現したもの。分刻みのかなりハードな生活ながらも、とても楽しんで仕事をしていた。
アメリカ国歌の聞こえてきそうな空間です。日本じゃ絶対こんなんできない。
海に面したカフェで休憩。コーヒーお代わり自由で1.5ドルなどけっこうリーズナブル。
思っていたよりもかなりボリュームのある展示で意外と楽しめた。少しずつ英語の説明を読むのにも慣れてきた気がする。慣れれば読みやすい文章が多いです。当たり前か。
近くにある砂浜をちょっと見て帰宅。ほんとうは遊歩道を歩き回れれば楽しかったのだが、風が強すぎたのであきらめた。
微熱と咳が治りません。アメリカの風邪はしつこい。
月別: 2010年10月
金曜は午前で授業が終わるので、お昼は毎週会っているカンバセーションパートナーのもとへ。日本語を勉強しているアメリカ人の女の子ですが、半年留学したこともあるなどかなりのレベル。江國香織の小説を読んでいる、と聞いたときはびっくりした。あのじめじめした感じが好きな子がこんなとこにいるとは。ただかなりくだけた会話もできてしまうので、気づくと半分英語・半分日本語になってしまうのが玉に瑕。つい甘えてしまう。
今日はドキュメンタリー用の英語版スクリプトを手直ししてもらいました。前にゼミでカンボジアに取材へ行って製作したドキュメンタリーがあるのですが、やっぱり日本語だと見てもらえる範囲が限られてしまうので、この機会にと翻訳スクリプトを作ってみてもらいました。
本当に難しい。特に日本語だと受身で表現することが英語では主語が逆であったりするのがやっかいだ。もちろん逆のパターンも当然あるので、お互い大変なわけですが。こればかりはフィーリングに慣れるしかないのかもしれない。あとは「(スラムに生きる子どもたちとの)共生」という意味で使ったsymbiosisが、食べて一緒になっちゃうほうの共生のイメージしかないよ!と言われるなど、日本語で捕らえてしまうことによるニュアンスミスが多かった。この場合はシンプルに「together」が適当。これについてはとにかく語彙のイメージを増やしていくしかない。
ただインタビューのシーンで「楽しかったよ。」の訳である「It was fun.」を何を勘違いしたのか「It was fan.(それは扇風機であった)」と書いていたのには笑って泣いた。
<ボストン子供博物館>
夕方はウォーターフロントにある子供博物館へ行きました。普段は5時閉館なのですが、金曜だけ9時まで空いていて学生は1ドルで入ることができます。
子供博物館の名の通り、対象は子供とその家族。ただ遊び心があれば何才でもいける、はず。博物館とは言っても「ハンズオン」、つまりどんどん触って遊ぶ体験型博物館といったスタイルになっています。日本の博物館のキッズコーナーなどでも多く見かけますが、ここはその考え方のさきがけとなった場所だそうです。
しゃぼんだまのコーナー。教科書などによくでてくる?シャボン玉の中に入る装置がここに。ただ意外とこれ難しい。
車輪を手で回して発電を競うもの。けっこうハード。
水のコーナー。いろいろなモノで水流をいじることができる。ダムみたいになっていたり、石でせき止めたり、いとこと庭で遊んだ昔を思い出す。
突然現れた日本のコーナー。ボストンと京都が姉妹都市ということで実現した展示とのこと。
日本の小学校の様子が再現。当番表や給食など日本人にとってもなつかしいものがいっぱい。
現代・・平成初頭の女の子の部屋?これをみてアメリカ人はどう感じるのだろうか。
ドラえもんがあった!読めるよ。
京の町屋というコーナーが。今の日本をできる限り伝えようという信念の感じられる展示。
この雰囲気がこんなところで味わえるとは!
日本でも最近はなかなか見かけない石畳のきれいな庭。
ふとんがあったのでちょっと寝てみた。ごくらく。
博物館の体験展示もなかなか楽しかったが、なによりも日本に関する展示がここまで充実しているとは思っていなかった。自分の文化が紹介されているのを客観的にみるのはなかなか興味深いです。とにかくあるもの全て日本からまるごと持ってきたもので、ここまでこぎつけるのはかなり大変だっただろうと思います。とても良い形で日本のありのままが紹介されていて、うれしく思いました。ボストンに来た際には、余裕があればぜひ立ち寄ってほしい場所です。
出たら真っ暗。つかれた。
風邪があまりにも長引いてひどいので昼休みに大学のヘルスセンターへいきました。先週末からの熱と頭痛はすぐに回復したのですが、咳と痰のからみがなかなか回復せず、最近は眠れないほどつらい状態。こんな症状日本でなったことがないので、ちょっと不安になりドクターのもとへ行くことに。
セントラルキャンパスのど真ん中、コモンウェールス通り沿いにあるヘルスセンター。
受付を済ませて待つ。アメリカ版ミリオネアがTVでやっていた。
10分ほど待って女の先生に見ていただく。体温はかったりのどの粘膜をとったりして、結果はviral respiratory infection、ウイルス性気道感染症だった。つまり風邪。日本では経験したことがない症状なのでこっちオリジナルのウイルスだろう。まさかこんなにつらい風邪があるとは思わなかった。話によるとこのウイルスは発熱はすぐおさまるものの、エンドレス咳とエンドレスのどの痛みは1~2週間ほど続くらしい。長い。地味に続くのはほんとにつらい。
もらった薬。結局は自然治癒力をサポートするしかないということで、APAP(アセトアミノフェン、一般風邪薬)とのど飴をもらった。ちょっとしかないけどタダなので文句は言えない。薬局で買う薬も指示してもらった。
日本から持ってきたマスクが切れたのでちょうだいと言ったらこんなん出てきた。インフルエンザでもこんなマスクしないぞ。さすがに外じゃ使えないので、夜寝るとき用です。
なんにしても変な病気ではなくてよかった。大学の診療所は学生であれば無料で、追加で買う薬も保険会社に聞いたら全ておりるみたいです。日本でも風邪ひくなんてほとんどないし大丈夫だろうって思ってましたが、いざというときの備えはやっぱり大切だと実感しました。
授業が終わったあと友達がカンバセーションパートナー(言語を勉強している・興味があるというアメリカの学生と知り合える制度)の友達に会うというのでくっついていった。寮のすぐ近くのカフェジャポネーゼという日本風?喫茶で話すことに。初めての店。
なんとおにぎりがあった!ボストンで初見。ほかにあんぱんなども。
Parisという紅茶にはちみつ入れて飲んだらすごくおいしかった。
パートナーはシンガポールから来た女の子で、もともと話せる英語・中国語だけでなく韓国語・日本語を勉強しているとのこと。ホテルビジネス学科だからとのことだけど、すごい。シンガポール・イングリッシュは発音がイギリス的で、アクセントも平坦なのでアメリカ英語にはすごい違和感を感じるとのこと。同じ英語をしゃべっていても大変なんだなぁ。ただ僕たちにとってはバリバリネイティブに比べてとても聞き取りやすい英語だった。
日本から英語を勉強しにきた学生はみんな英語話すことを恥ずかしがりすぎ、と言っていたけどほんとにそうだと思う。どんなレベルだろうととにかく伝えようとする韓国人と比べると特にそう感じる。あんまり間違いを気にしなさ過ぎるのはあれだけども、とにかくアウトプットをしていかないと英語的な考え方は身につかない。ただ日本人にとって発音が大きなネックになっているのは事実。カタカナは便利だけど、英語を話すときには本当に完全に切り離さないとうまくいかない。こればかりは練習あるのみ。がんばらねば。
SOCIAL