英語が話せない。海外留学の意味って?

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思ったように伝えられないもどかしさに苦悶する日々です。言葉は出てくるんですが、どうも的外れで稚拙な表現しかできない。単語力・熟語力、そして発音の重みを改めて感じてます。とにかく最近は何かに追われるかのようにひたすら勉強です。
最近友人関係の中でも、それぞれの国の歴史からくる価値観の相違の埋めがたさなどを感じる出来事があったりして気持ちの重い日があります。たとえ個人と個人の関係であっても、違う国から生まれた価値観を背負っている事実。お互いのアイデンティティーの基礎となる国の教育には、その国の歴史・社会のひずみが血となり流れている。そしてこの血は、たとえ社会の多くが変えたいと望んでいても、簡単には変わらない。むずかしいです。
日本という国はほんとうにどこの国に対してもいい意味でも悪い意味でも(世界的にみれば比較的)中立で、また無関心だと思います。最近はインターネットで何でも知ることができるような気になってしまいますが、面と向かっての価値観の対峙から湧き上がる「自分は日本人」という意識は決してネット上からは感じることのできないものです。不条理を越えた切なさの感情が沸くこともあります。匿名の「言葉」と現実の「言葉」の重みはやはり違う。これは海外に来て初めてリアルに知ることのできるものです。
戦争がなくならない理由を肌で感じたような気がします。対話とかそういうレベルではない、本当に一朝一夕で解決できる問題ではないんだなと改めて思いました。気が重いです。もう人類がまとまるためには宇宙人がせめてくるのを待つしかないのかもしれない、と本気で思ってしまう。

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