TOEFLリーディングを21点から29点へ伸ばした勉強法

半年ほど勉強し、苦手だったリーディングをなんとか29点まではのばすことができました。

どんな人が書いている

  • 海外経験は大学時代にアメリカで3ヶ月、カナダで1ヶ月の語学留学
  • TOEFLを受ける前のTOEICは800点前後、文法が苦手
  • ロジカルに細かく整理をするより、感覚的・概念的にものごとを捉えるタイプ

スコアは初回が1ヶ月ほど市販のTOEFL教材で勉強をしたところ21点、1ヶ月TPO集中特訓の結果24、その後23から28と振れ幅の大きい時期が続き最終的に29点をとることができました。単語と多読のブルドーザー型学習で一定のスコアは確保できるので、はやめに安定させたいセクションです。通勤中のエコノミストなどを除いたトータルの勉強時間は200時間ほどでした。このうち80時間程度は単語学習の時間です。

ポイント

  1. <前半>単語を1日100〜200個を毎日15分2セットでさらいTOEFL3800のレベル3まで9割覚える
  2. <通期>TPO・過去問を毎日2セットおこなう(訳さない、わからないところを気にしすぎない)
  3. <後半>エコノミストやGMATのリーディングなど新しい文章を毎日20分ざっくり読む

1.<前半>単語を1日100〜200個を毎日15分2セットでさらいTOEFL3800のレベル3まで9割覚える

どこでも言われていますが、やはり単語力はキモです。うんざりしますが、GREの単語レベルに比べればまだ触れる頻度も多いものですのでしっかりやりましょう。いろいろためしましたが、「1単語数秒程度」で「わからなくてもテンポよくどんどんすすめ」、「何度も繰り返す」のが重要だと思います。

具体的には10〜15分で朝と夜に100単語をザザザと流します。分からないものもすぐ答えを見て単語と訳語をイメージしたらすぐに次にいくのがポイントです。最初はわかるわけないだろという単語ばかりで無意味な時間に感じられますが、深く考えずに繰り返していると不思議なことになんとなく思い浮かぶようになってきます。連語や例文で覚えたり、大量に同じ単語を書いたり、語源などを調べ単語を印象付けようとしたり、いろいろな手段を試しましたが、結局はTOEFLレベルではつべこべ言わずに「何度も何度も繰り返して瞬間的に訳語のイメージが思い浮かぶようになる」のを目指すのが時間帯効果では最高だと思いました。GREや今後のアカデミックな学習を考えると語源をキーに記憶するのが一番発展性があるとは思います。あくまで短期の語彙力強化という意味では、繰り返しに勝るものはありません。

具体的なツールとしては発音が聞けて耳で覚えられ、進捗が見える化できるという意味で、TOEFL3800のアプリが一番使い勝手が良かったですね。mikanもTOEFL用の単語リストもありとくにサクサクすすみますので、スピード感をもってやりたい方にはおすすめです。どちらか1つで良いと思います。

2.<通期>TPO・過去問を毎日2セットおこなう(訳さない、わからないところを気にしすぎない)

単語と並行して実践力をつけるためにTPO・過去問の繰り返しは大事です。満点を目指すわけでなければ、個人的なポイントは「訳さない」「完璧に理解しようとしすぎない」ところかと思います。なぜかというと、私の場合29点がとれても結局よくわらかない文はよくわからないし、なんとなくあっている気がするけど明確にこれだという自信がもてない選択肢を選ぶことはままあるからです。すべてを完璧に理解しようとすると疲れてしまいますし、勉強が続きません。完璧主義、すべて理解していくのが快感という人は別ですが、とりあえず満点に近い点数を取れるようになりたいというだけであれば、20分を目指し大問を1日2題解き続けるのが最短ルートかと思います。最初は40分とかかかりますが、大丈夫です。

たまに「何度繰り返してもやっぱりおかしい、どうしても気になる」といった文だけは、オンライン英会話のリーディングの得意な先生に見ていただきながら確認しました。発見はありますし楽しいのですが、スキルの汎用性はあまりないと感じました。何度読んでもよくわからない瑣末なポイントをつくトリッキーな質問にひっかからないのが大事だと思います。

ちなみに私の場合読み方は1段落を読んで内容をイメージ→以降は問題をみて必要なとこまで本文を読み進めるという感じでした。一気に本文を読んでしまうのもためしましたが、どこに何が書いてあるかわからなくなってしまってだめでしたね。メモはほとんど取らなかったです。

3.<後半>エコノミストやGMATのリーディングなど新しい文章を毎日20分ざっくり読む

数か月単語とTPOを繰り返し25ぐらいまでいったら、英語を英語のままイメージするためいろいろな文章をどんどん読み進めるのが大事です。特に本番、なぜか全く頭に英文が入ってこない減少がたまにおきますが、エコノミストなどを1回で読んで理解しようと繰り返したことで(0ではないですが)だいぶ新しいジャンルの文に対する苦手意識が消えました。こちらも完全に理解しようとがんばってしまうとつらいので、あくまで通勤の20分で新しい知識を少し仕入れるぐらいの気持ちで読みまくりました。20分でエコノミスト3-5ページぐらいでしょうか。タブレットやパソコンで見るのであればThe Economist Espressoというエコノミストアプリも最新のトピックをちょうどいい長さで配信してくれるので重宝しました。1日1記事までは無料です。

さいごに

リーディングは自分ではレベルアップした感じはあまりない(相変わらず難しい文は難しい)のですが、単語と問題の勉強量で素直に上がるセクションだと感じます。「ざっくり読む」を大事に、嫌にならないよう継続することが大事です。

参考:スコア履歴
Test DateReading
July 22, 201721
January 28, 201824
February 24, 201823
March 11, 201823
March 24, 201828
April 21, 201826
May 19, 201827
July 14, 201826
July 28, 201827
October 13, 201829

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