人生でバックアッププランを持つことの大事さ

すべてがダメになってしまわないように、逃げ場をつくることは必要だ。

高校生の頃の部活、大学生の頃のサークルやゼミ、社会人になってからの会社、人生の結婚生活と、そのときどきの「軸」となるコミュニティはずっと変わり続けてきた。落ち込んだり、上がったりすることはありつつも、そのときどきの空気感を楽しみながらなんとか生きてこれた。

あらためて思うのは、コミュニティにしても、お金にしても、心のよりどころとなるポイントのバックアッププランの重要性だ。

高校時代の勉強もクラスも楽しくなかった頃や、大学を休学し毎日ただうつうつとしながら生きていた日々など、なにがあそこまで落ち込んでしまったのだろうという原因を考えると、心のバックアッププランがなかったことだと思う。

目の前の好きだったものの価値を感じられなくなったり、よりどころがなくなってしまった時、逃げられる場所というのは本当に重要だ。それがないと、つらい時期を乗り越えるのはすごく時間がかかる。

逆にすべてに落ちた大学受験や1回目の就活など、振り返ってみればつらかったが、すぐに乗り越えられたのは「○○という手段や楽しみがまだある」と逃げ場を用意していたのがよかった思う。最悪すべてだめだったらどう生きるのが良いかを考え取り組んでいた。前者はゲストハウスで一人暮らししながら意味のある浪人生活を、後者は休学して語学力を高めて再チャレンジという計画だ。

むしろ、たとえ目の前のコミュニティや趣味が最高に楽しくても、バックアッププランはもっておいたほうがよいと感じる。その楽しい場も、いつ崩れ落ちてしまうかわからないから。

現実の捉えようでポジティブにもネガティブにもなる。あえて逃げ場を用意しておくのは、つらいとき立ち直るのにとても大事だ。つらいときは別のよりどころに逃げて、また落ち着いたら戻ってくる。そんなのでよい。

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