米国MBAへの進学にあたり約1か月ほどでビザ申請を行いました。必要書類・所要期間などネット上には不安をあおる情報も多く、最後までいろいろ迷いました。
今後手続きされる方の参考に、実際に出願から承認まで行った体験談を共有します。
バックグラウンド
- 社費で米国MBA&入学準備としてサマースクールに進学予定
- 大学時代にF-1ビザにて短期留学経験あり
ビザ取得ステップ
- サマースクールに出願、財政証明(スポンサーレター)等を提出しI20を依頼。
- ビザ用の写真を撮りDS-160の入力を進めつつ、I20ができるのを待つ。(所要2時間程度)
- サマースクールからI20の準備ができたと連絡がきたらSchool CodeとSEIVIS No.を聞く。
- School Codeを入力しDS-160を提出、ビザ申請料金とSEIVIS料金を支払う。
- 面接予約を行い、届いたI20を持って面接を行う。
- 面接後1週間程度でVISAのついたパスポートが届く
ビザ取得スケジュール
5月上旬に出願し、5月下旬にI20が発行され面接予約。面接は6月上旬でしたのでビザ取得までおよそ1か月でした。
面接当日に必要なもの
<以下の順番でクリアファイルにいれて持っていく>
- パスポート(10年以内発行のものも入れたが、特段見られず返された)
- DS-160を印刷したものにクリップで写真をつけたもの
( 結果的に写真は返された) - I20(サインしたもの)
- SEIVISレシート
- 財政証明(スポンサーレター。念のためMBAとサマースクール両方の分)
- MBA合格通知書(念のため。特に見られなかった)
- 面接予約表(裏返し)
当日の流れ
予約時間15分前をめどに到着し、外で待機。セキュリティチェック、受付をして面接。最低限必要なもの以外は近くのロッカーなどに預ける必要あり。電気製品、ライターなどは持ち込めないので注意。大阪領事館ですいていたのもあり、面接開始時刻の15分後には終了した。同時期、東京では入館後1~2時間かかったようです。東京で予約の取れない方、大阪は当日もスムーズでおすすめです。
質問内容
数分程度、英語で簡単な質問をされたあと「Your VISA is approved
- 渡米目的、進学予定校、学ぶ内容
- 過去にアメリカへ来たことがあるか、F-1ビザははじめてか
- 誰が留学費用を出すか
- どのくらいの期間アメリカに滞在する予定か
ポイント
- VISA用の規定にそった約5cm×5cmの写真が必要。メガネなしのため出願用のものは再加工できず、再撮影。小さいカメラ店だとビザ写真に必要な要件を理解していないこともあるので、しっかり指示を。
- 進学予定のMBAからのI20はなくてもサマースクールに必要なビザは取得可能。切り替え時までにあればよい。
- DS-160の入力に時間がけっこうかかる。過去5回の渡米歴など、ハワイなども含むため日程の確認にとまどった。
- 過去10年分のパスポートが必要とあったので持参したが、自分の場合では特にみられることはなかった。
- 成績証明書や志望動機書は不要であった。持参した合格通知のレターもほぼ見られなかった。
参考
アメリカ大使館公式の「のりこ留学物語」は全体フローから申請時に迷う点への回答などがありビザ申請者は必見ですが、個人的におもしろかったのは以下の「明日はビザ面接!」編です。コントです。
さいごに
上記内容は2019年時点のものです。常に最新の情報をご確認ください。わかりづらいですが在日米国大使館と領事館のビザ情報ページが一番信頼のおけるソースです。出願にあたって一番のネックとなるのがI20かと思いますが、QAには以下のように書いてあるのでかなり柔軟に対応していただける気がします。面接も授業開始日が近い場合は特別枠があるようです。
面接の際にはI-20やDS-2019を持参する必要がありますが、十分余裕を持って面接の予約をとることも重要です。I-20やDS-2019の入手予定日を参考に面接の予約をとってください。 ただし、授業・プログラム開始日までの期間が1ヶ月を切ってもI-20やDS-2019が届いていない場合は、I-20やDS-2019なしで面接を受けていただいて結構です。フォームは届き次第郵送してください。