きっと、うまくいく

今日は最終日となる高崎映画祭にいってきました。今年で28回目となる歴史ある映画祭です。

見たのはまち映画としてつくられた藤橋誠監督の『漂白』とインド映画の『きっと、うまくいく』。

どちらもすばらしい映画でした。『漂白』は映画に熱く生きる大学生が主人公で、映画サークルのCOMにいた頃を思い出してまた何か撮りたくなりました。群馬の玉村町の祭りがひとつのテーマとなっているだけでなく、出演者も高崎経済大学や県立女子大だったりして、まさに等身大の街の中でくりひろげられる映画です。こういう映画をみるのははじめてだったのですが、さっきまで映像の中にいたみなさんがそのまま舞台挨拶に現れれてコメントを聞けるというのはなかなかできない稀有な体験でした。死がひとつのもりあがりになっているあたり、ちょっとストーリー展開が自主映画っぽすぎるのがきになりましたが。みんな、演技がほんとに素直という感じで、安心して見れました。

そして楽しみにしていた『きっと、うまくいく』。原題は『3 Idiots(3人のバカ)』のインド映画です。これがほんとによかった!

はじめてインド映画というものをちゃんと見たけど、本当に笑いあり涙ありのテンポのいいコメディで、3時間という上映時間を全く長いと感じさせない。テーマは競争が激化しているインドの教育問題とけっこう重いものがあるけど、大学時代という一つの期間を親友とアツく信念をもって生きるという姿はだれにでも通じる感動があるとおもう。途中に何度か入るミュージカルシーンも、インド映画!って感じでたのしいね。

一年に一度は見返したいとおもう、それぐらいたのしい映画でした。がんばっていい大学に入ったけど目的がみえない毎日を送ってる大学生なんかには、ぜったいみてほしい映画です。

しかし群馬はどんなイベントも混みすぎないというところがほんとうにすばらしい。また来年もたのしみだ。

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